@昨日

  • 01:31  NBA の all star がテレビから流れてきている。
  • 01:42  では、そうだなあ。「ゲーム会社」について。
  • 01:42  まあ普通「ゲーム会社」と言ったら、テレビゲームを作って売る会社のことを指すことになると思うが、視野を広げても良いだろう。
  • 01:43  こういうことだ。NBA が放映している「バスケットボール」というゲームは、特定の会社のものではない。
  • 01:44  その一方で、テレビゲームの一つ一つは、特定の会社の作品ということになっている。イエス。ここまでは何の問題もない。
  • 01:45  ここでパクッとテーゼを出すけれど、多分、ゲームが社会に広く行き渡るためには、そのゲームが特定の会社の作品であってはいけない気がする。
  • 01:46  バスケットボールというゲームは、私だってやったことがある。それは学校の体育でだ。これと同様なことが、テレビゲームで起こるだろうか。
  • 01:47  エス。ここで「起こりうるよ! シリアスゲームっていうのがあってね」と言いたい人は、ちょっと黙ってみようか。それは私が考えようとしている状況に対する良い回答だ。
  • 01:48  だからもうちょっと待って、私が話し終えてから、私の話を踏み台にするようにして議論を始めるといいだろう。
  • 01:50  まあともあれ、NBA (或いはメジャーリーグでもいい)なんかのショー・ビジネスが(テレビゲームとは違って)とんでもない規模で社会に根付いていることを考えたとき、その原因・理由はどこにあるのかと考えたくなる。
  • 01:50  そこで、私は、その原因を「特定の会社が独占していないこと」に求めたいのだ。
  • 01:52  バスケットボールは、確かにどこかの誰かが考えついたものに端を発している(そういやそういう本を読んだな)。でも、その人にバスケットボールの著作権はない。「なんでその人は著作権を持ってないんだ!」って問題視してもいいけど、とにかく持ってない。
  • 01:53  バスケットボールは、そのゲームをする度に特定の企業に金が入る、という構造にはなっていない。この点が、テレビゲームとは大きく異なる。
  • 01:55  テレビゲームに関する収益を吸い集めるのは特定の企業である。で、たしかに、バスケットボールに関する収益を吸い集めている企業はある。NBA のことだ。しかし、NBA とテレビゲーム会社は、大事な点で異なっている。
  • 01:55  それは、テレビゲームが、テレビゲーム会社によって生み出されたものであるのに対して、バスケットボールが、NBA によって生み出されたものではないということだ。
  • 01:56  テレビゲーム会社が自社の作品を売ることによって収益を上げる一方で、NBA は、バスケットボールのリーグを管理し、その試合(ゲーム game) の映像を放映して収益を上げる。
  • 01:57  その収益の上げ方が大きく異なっているのだ。
  • 02:00  ここで、役に立つかは分からないけど、一つの視点を提出しよう。「ゲーム会社」と言う時、NBA のような、作品を生み出しもしないし・売りもしないけど、特定のゲームを利用することで収益を上げる会社のことも含めて考える視点だ。
  • 02:04  こういう言葉の遣い方をするとき、たしかに普段の使い方からは逸脱することになる。例えば、「日本棋院」だって「ゲーム会社」ということになる。
  • 02:05  それでも、さっき言った意味で、そうした企業はゲームを売り物にしている会社なのだ。
  • 02:08  この視点の下で見るとき、ゲームが如何に社会に浸透しているかが分かるだろう。何しろプロスポーツは全て「ゲーム会社」の下で運営されているのだから。そして、スポーツがどうしたって「ゲーム」の一種である以上、プロスポーツの運営会社を「ゲーム会社」と呼ぶことはその意味で、許される。
  • 02:09  それはたしかに普段の言葉遣いとは異なるのだが、こうした視点を持つことは、我々が如何にゲームに取り囲まれているかに気付くのに役立つ。と思う。
  • 02:12  ああ、シリアスゲーム云々は、別の論点だったんだな、今思うに。書いてみるまでは考えは混乱しているものなのだわ。

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