M_#1、発端
概要
シナリオ
【データ】
井上義正(いのうえ・よしまさ):富山県出身の衆議院議員。妻は死去している。都内に居を構え、娘とお手伝いさんの三人で暮らしている。
井上理彩(いのうえ・りさ):井上義正の娘。高校生。正気を失って錯乱している。
皆瀬恂一(みなせ・じゅんいち):井上の秘書。井上の家の事情に深く関わる立場ではないが、井上には拾って貰った恩があるため身を粉にして働いている。
◆狼の目の呪物(おおかみのめのじゅもつ):井上の家を探索することで、最大四個まで発見できる。狼の目玉に細かな呪(ソール)を彫ることで作られている。一つ見付ける度に 1 のアチーヴメント。
値 | 隠匿 1 (9)、または目星 2 (11)→発見。 智識(もの)1 (10)→遠隔地を監視する為の呪物であることが分かる。 |
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呪われた狼(のろわれたおおかみ):野生生物には見られない高度な知性を感じさせる狼。
値 | 【能力値】 筋力:`1D6+4' 敏捷性:`1D6+4' 技術:`1D6' 精神力:`3' MHP: 10 グリモワール適性:A 移動力:2 格闘:2D6+4' 回避:`3D6+8' 命中:`3D6+4' 感覚:`1D6+7' 集中力:`1D6+3' 【攻撃能力】 1. 格闘 (`1D6+2') 2. 格闘 (`1D6+2') 【能力】 1. 触媒設置 |
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幸村(こうむら):スーツ姿、落ち窪んだ目の初老の男性。
値 | 【能力値】 筋力:`1D6+2' 敏捷性:`1D6+3' 技術:`2D6' 精神力:`3D6' MHP: 22 良識:69 グリモワール適性:C 移動力:2 格闘:`2D6+5' 回避:`4D6+3' 命中:`5D6+3' 感覚:4D6+3' 集中力:`5D6' 【攻撃能力】 1. 格闘 (`1D6+2') 【能力】 1. 触媒への投射 2. 触媒設置 【グリモワール】 名前:『罔き犠牲』 種別:C グリモワールレベル:1 専用性:無 【『罔き犠牲』グリモワール能力】 1. 悪意の横溢 2. 悪意の充満 3. 射程延長 (+3) 【『罔き犠牲』ソルティレージュリスト】 1. 歪み 2. 突風 (`1D6’, 2) 3. 理力の纏衣 |
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【シークエンス】
- ある日の夜、都内の八武崎の医院の電話が鳴る――特定の人物しか知らない電話番号の電話回線:非合法医療関係の依頼と察する。
- 電話口に出たのは、八武崎の知り合いの代議士井上の秘書皆瀬。皆瀬は、至急同じく都内にある井上宅に来て欲しいと告げる。井上の娘、理彩の様子が尋常ではないということで、表の医者ではなく、闇医者の八武崎に連絡を取った次第。
- 井上の家は、幸村の呪術の下にあり、注意深く探索するならば、狼の眼球で作られた呪物(呪術媒体)が最大で四つの発見できる。幸村は、これによって井上の家を監視している。八武崎が訪れて事情を調べるならば、そのことは幸村に発覚する。
- 理彩は、明らかに精神に異常を来し、俯いたまま言葉にならない言葉を呟くかと思えば、急に部屋の中を四つん這いで走り回るという奇態を露わにする。井上は、理彩を取り押さえて見たところ、右のふくらはぎに牙による噛み痕があることを見付けたと語る。理彩を実際に取り押さえるには、格闘 1 (10) に成功する必要がある。
- 井上は、八武崎に理彩の容態を聞く。八武崎は、(医学的な見地からは)理彩を精神異常と判断する。(ふくらはぎの噛み痕を確認しているならば、狂犬病とも付け加えるだろう。)但し、呪物を発見しているならば、智識(概念理論)1 (10) をロールする。これに成功するならば、呪術師が背後に居るのではないかと当たりを付ける。
- 井上は、恨みを買うタイプではないと自分を考えているが、政治家という職業柄、敵が居ても不思議ではないと考える。八武崎に事件の解決(犯人の発見・事実の究明・理彩の回復)を依頼する。井上は、更にもう一人の闇祓い(辻茜のこと)にも声を掛けているので、協力してやって欲しいと言う。
- 八武崎は帰り道、井上宅の呪物を二個以上発見し除去していた場合、自宅近くの藪で待ち伏せを受ける。自宅のガレージに自動車を置くと同時に、その背後の藪から東京ではまず見掛けない四匹の狼が現れる。気が付くと包囲されている。戦闘。
【最大アチーヴメント個数】
- 4。
【成長】
- シナリオを通じて達成したアチーヴメントの数を X とする。
- 各 PC は、X 点の経験点と特異点を得る。